エピソード⑤観念のメガネ

ひよ先生のコラム

A 「B先生、壁画製作に使う画用紙の在庫がなくて、ピンク色の画用紙を注文しておいて欲しいんだけど、
お願いできるかしら?」
B 「はい、わかりました。」 

(1週間後)
A 「B先生、この間お願いした画用紙だけど、届いているかしら?」
B 「届いています。はい、どうぞ。」
A 「えっ?こんな濃いピンクじゃないんだけど・・・」

なぜこんなズレが起きるのか

ピンク色といっても、淡いピンク色もあれば濃いピンク色もあります。自分が思っていたイメージが、相手のイメージと一致するとは限りません。

A先生は、自分のイメージが伝わらないのはB先生の受け止め方が悪いと思い、
B先生は、A先生の指示が悪いと思うでしょう。

私たちは、いろいろな可能性の中から、自分の価値観や固定観念によって、解釈し、判断をしてしまうのです。

観念のメガネとは

自分と相手の間には【観念のメガネ】というフィルターがあると思ってください。
度の入ったレンズや色のついたサングラスを通して見るように、情報は屈折して伝わるときがあり
自分が思った通りに届くとは限りません。
相手の知識や経験によって、補足が必要ではないか、

わかりやすい言葉を使おう、
視覚でもわかるものを用意しよう、
お手本を示そう、
など、考えて接しましょう。

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