A先生は、年少組担任教諭です。
B先生は、今年度 △△幼稚園に採用になった副担任教諭です。
A「B先生、年少組の子が数当てゲームができるものを作りたいんだけど、手伝ってくれますか。」
B「はい、いいですよ。」
A「 すごろくみたいなものを作ろうと思っているの。
大きな紙を使って、全体はこのくらいの大きさね。パーツは作ったから貼るだけです。
駒やカードは、遊んだら元に戻すように、箱を用意しましょう。お願いしますね。」
B「はい、さっそく取り掛かります!」
A先生が、必要な材料やパーツをすべて用意し、B先生は、配置を考えながら貼るだけなので、大丈夫だと思っていました。
B「A先生、できました!」
A「えっ?どうして、この位置に配置したの?なぜこの向きにしたの?」
(考えたらわかるよね? いちいち言わなきゃわからないのかな?)
ゼロポジションとは
A先生の頭の中にあるイメージ通りに、B先生は作ってくれるものと思っていました。 ところが、【観念のメガネ】があることを知らないA先生の情報は、まっすぐに伝わりませんでした。 経験の浅いB先生は、年少3歳児の発達を理解していなかったのです。 もちろん、学校で習ってきたかもしれませんが、習ったことを思い出し、経験していかなくては実践に活かすことはできません。 『常識でしょう?』・・・常識の基準とは? 『普通でしょう?』・・・普通って何? |
自分と相手との価値観や観念には、最初からズレがあると思いましょう。 このズレを縮め、できるだけフラットなゼロの位置にするために、相手の年齢、性別、経験に配慮しなければいけません。 |
コミュニケーション研修では、楽しいゲームやケーススタディを用いて、 【ゼロポジション】の大切さを学びます。 |