エピソード⑦自己肯定感

ひよ先生のコラム

A「 私ね、息子の小学校のPTA会長になっちゃたのよ。多数決を取ったら、みんな私を推薦するから、仕方なく引き受けることになったの。 本当はお断りしたかったのよ。大変なんだから。」

B「 大変ね・・・」

A「 そうなのよ!C先生のお子さんと同じクラスなのよ。C先生はパートで時間に余裕があるんだから、引き受けてくれたらいいと思わない?

そうそう、A先生、来週お休みが欲しいって言ってたわよね。言いにくそうだったから、園長先生に話してあげたわよ。大丈夫だって。よかったわね! 」

B「 えっ、A先生から園長先生に話したの!? ・・・ 」

    

自己肯定感とは

『自己肯定感」とは、ありのままの自分をかけがえのない存在として認め、尊重できる感覚のことです。
「自分は価値ある存在である」「現状に満足できている」と思えると、自分の価値や存在意義を肯定することができます。
自己肯定感が低いと、自分を好きになれず、よくない部分ばかり気にして、自信を無くしたり、卑下したりするようになります。

また、相手より優位に立って、自分を高めようとする行動をする場合もあります。

『承認のコップ』とは

心の中にある【承認のコップ】は、自分の意識(自己承認)だけではいっぱいに満たすことができません。
自分で満たせる量は人それぞれです。
それを、他の人に手伝ってもらい、満たしたいという願望(他己承認)を持ちます。
コップに入った水(重要感)の量が少ない人は、いっぱいにするために必死になります。
それが、以下のような態度に現れるのです。


例◆ 自慢話をする …私ってすごいでしょう
 ◆ 噂話が好き …私は何でも知っているのよ
 ◆ 他人の同情をひきたがる …私に構って
 ◆ 他人を批判する …相手より優位に立ちたい
 ◆ 過剰なおせっかい …私のおかげよ
このようなときは、「私のコップを満たして!」と、お願いしているのかも知れません。
しかし、これがハラスメントにならないように気をつけましょう。

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