保護者にお渡しする行事の案内を、あるベテラン先生が作成することになりました。
提出された原稿を読んだ主任先生は、漢字や言葉の使い方、文章校正について気になった箇所を直し、印刷しました。
できあがった案内を見たベテラン先生は、「私が書いた内容と違うところがあるのですが…こんなに直されるんだったら、もう自信がありません。
今後は、他の先生にお願いしてください。」と、激怒したそうです。
ベテラン先生は、保護者や子どものことを考えながら、時間を掛けて書きました。まずは、その気持ちを主任先生にわかって欲しかったのでしょう。
自分に文章力がないと劣等感を感じ、落ち込んでしまったのです。
主任先生は、責任のある立場で判断したのですが、ベテラン先生に言わずに直してしまったことを反省しました。
部下後輩育成~今回のようなケースで気をつけたいこと~
* 話を聞く姿勢を持つ
* 話は最後まで聞く
* 自分の考えを押しつけない(決めつけ・否定)
* すぐアドバイスせず、考えさせる
* プレッシャーをかけ過ぎない
* 修正が必要なときは、本人に直させる(本人の了承を得る)
おすすめ研修
✏新卒・若手のマネジメント
よかれと思っても、本人が望んでいないことかもしれません。
本人の意見を聞いた上で、何がよくないのか気づかせ、自分で改善策を考えることが、部下後輩の成長につながります。
もちろん、いっしょに考える姿勢やフォローも大切です。
イラスト;イラストAC/保育のための素材サイトいらすとぷらす