エピソード④お辞儀の仕方

ひよ先生のコラム

以前の職場では、幼児教室のマネージャーとして、園児たちに知育指導をしてもらう講師を派遣する
営業の仕事をしていました。
教室では、園児と挨拶をして指導を始めます。
園児と交わすお辞儀の仕方は、各園のやり方に合わせてきました。

しかし、Eggコミュニケーションで研修カリキュラムを作成するときに、大人のお辞儀の仕方には
一般的なマナーがあるのに、園児については、どこにも書いていないし、教わるところがないと思ったのです。

園の先生方に、どのようにお辞儀の仕方を教えていますか?と伺うと、各園で様々ですし、
担任の先生によっても違っていました。

そこで、3つのポイントに基づき、正しいお辞儀の仕方を考えてみましょう。

ポイント①大人のビジネスマナーをお手本にする

子どものときに、丁寧なお辞儀を教わったら、大人になって困ることはないですし、子どもと大人と、違うお辞儀を覚える
必要はないのです。 では、どんなお辞儀が正しいか、まずは型を覚えましょう。

①かかとをくっつけて、つま先は“握りこぶし”1個分、開きます。
②手は、「横にピン!」と言うと、真っ直ぐに伸ばします。
③目は、「先生と目が合うかな」と言って、全員と目を合わせます。
④先言後礼 「おはようございます」と挨拶の言葉を言ってから、頭を下げましょう。
⑤頭を上げたら、また、先生と目を合わせます。

大人のお辞儀の場合は、男女で手の位置が異なる指導をすることがありますが、子どもは男女とも横につけ、指を伸ばすと
わかりやすいです。

ポイント②お辞儀の意味を教える

あいさつは、相手の存在を認めるためにします

お辞儀は「あいさつ」を形にしたものです。「あいさつ」は何のためにするのか、 先生方が理解して
指導しましょう。先生方の心構えしだいで、気持ちは子どもにも伝わります。                                             

ポイント③園で統一する

各担任ごとに違うお辞儀を教えては、進級したときに子どもたちが困ってしまいます。
年少3歳児の先生が、正しいお辞儀を教えると、年中4歳児・年長5歳児では習慣になっています。
                                                           
タイトルとURLをコピーしました