エピソード㉘OJTとは

ひよ先生のコラム

OJTとは、「On the job training」の略称で、実際の職場で実務を通して学ぶ訓練のことです。
「やってみせる→やらせてみる→フォローする」というのが、基本的な指導スタイルです。

OJTの手順

① 新人の現状を知る
新人の持っている知識、行動習慣、思考のタイプを知ることで、適切な指示を与えることができます。

② 育成計画を立てる
上司と相談し、計画を立てます。
新人の現状を踏まえ、「いつまでに(期間)」「何を(指導項目)」「どのレベルまで(到達目標)」「どのように(指導方法)」を計画しましょう。
他の職員にも協力がもらえるようにしておくことが大事です。
職場全体で育てていく環境を作りましょう。

③ 育成の実践
仕事の指示は6W3Hで具体的に出します。
リーダーから、率先してコミュニケーションを取りましょう。
メンタルヘルスにも注意します。
実際に新人と関わってみて、計画に変更が必要な場合は、速やかに上司に相談しましょう。

仕事の指示の出し方

仕事の意味・方針を伝える
①仕事の意味を教える
②仕事全体の流れを教える
③期待水準を伝える
④具体的な行動を指示する
⑤注意すべきこと伝える

やってみせる
*お手本を見せることで①~⑤が正確に伝わる


やらせてみる
*指示したことの理解にズレがないか、口に出して確認させる
*質問がないか確認する
*途中経過を確認する

フォローする
*計画通りに進んでいるか確認する
*何がわからないか、どこでつまずいているか探る
*次につながるように、自信を持たせる

PDCAで振り返る

PDCAといいますが、実際に行ったことを振り返るときは、CAPDの順に考えてみましょう。

① Check
OJTの計画通りにDo(実行)できたか
Plan(計画)に無理はなかったか

② Action
Check(評価)を基に、改善する点を挙げる
反省点は、次に入職する新人のOJTに活かす        

③ Plan
これから必要なことは何か、2年目の育成計画を立てる
新年度入職職員のOJT研修の計画を立てる

④ Do  
③で立てた計画を実行する


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